コーヒー好きのKinonです。
すっかり秋ですね!!朝夜はぐんと冷えますね。
そんな秋の10月1日は「コーヒーの日」でした!!
皆様は、この日には美味しいコーヒーをより多く飲まれたりいつもよりちょっと贅沢なコーヒーを買ってみたりなんてされたのでしょうか。
私は、なにも入れないストレート派ですが「キャラメラード」を少し濃い目に入れてたっぷりとミルクを入れて飲んでみました。
でも、その日はコーヒーの日って忘れていて(おいおいっ)やっぱりコーヒー好きの血が無意識に騒ぎ、いつもと違った感性で飲み干してしまいたくなったのでしょうか。
と、今回は、9月末にセールでぽんっと出てきた「コスタリカ・バレーマウンテン」ですが、
とても興味深かったので、『コスタリカ・バレーマウンテン』を飲んで感じた事をお伝えしたいと思います。
生産国:コスタリカ
商品名:バレーマウンテン
焙煎度:シティロースト
精製法:ウォッシュド(水洗式)
飲んだ印象は下記の通りです。
① 酸味 弱 ★ ☆ ☆ ☆ 強
② 甘味 弱 ★ ★ ★ ☆ 強
③ 苦味 弱 ★ ☆ ☆ ☆ 強
④ ボディ 弱 ★ ★ ★ ☆ 強
(味の重厚さ)
後味:良い
バランス:②甘みと④ボディが印象的
印象:ドライフルーツとナッツが合わさり、カカオのような香ばしさで
どしっとした存在感はありながら、すっきりとした後味
感想:とても好みの味でした!!さっぱりしているのかと思いきや
甘みやボディがしっかり感じられて良い感じでした!!
そういえば「コスタリカ」ってどの辺にあるの?と思われる方もいらっしゃるでしょうか。
私は、コーヒーを知るまではあまり知りませんでした。
ちょうど南北アメリカの真ん中の細い所です。
そして、「コスタリカ」を検索したら、いきなり火山のどえらい画像がでてきました!!
バレーマウンテンっていうネーミングなので、標高の高い場所が多く噴火による火山灰が肥沃な土壌を作り、しかも朝と夜の温暖差があることで豆をしっかり固く育つと良い豆が出来上がるというコーヒー栽培に大変適した環境とのことです。
そしてコスタリカは、「ハニーコーヒー」という独特の生産処理があります。
名前を聞いただけでも美味しそう!!と思ってしまいますが、私たちが焙煎して飲んでいるコーヒー豆はいわゆる「種子」の部分で、その上に銀皮(シルバースキン)→その上を覆っているパーチメントという内果皮→さらにその上を覆っているぬるぬるとした粘液質(ミューシレージ)→果実(チェリー)という構造になっています。
コスタリカでは、マイクロミルという独特の機械を使ってチェリーを剥ぎ、選別から一気にミューシレージをある程度除去し、こちらを残したままパーチメントを乾燥させることが主流になってきているとのことで、ハニー(はちみつ)のごとく甘く深みのあるものに仕上がるそうです。
通常のウォッシュド(水洗式)は、発酵槽と言われる水に浸かった環境でミューシレージを除去するのですが、こちらはミューシレージがある程度残っている状態で、テーブル上に広げて干すので、乾くまでそのままにしておくとパーチメント同士ぬるぬるの粘液質でひっついてしまうため、定期的に攪拌するというメンテが必要なため、その点では手間がかかるかもしれません。
でも、このハニー製法は、水の使用料が少なくて済むそうなので、エコ的な点ではメリットがあります。
このハニー製法はさらに分かれ、
①イエローハニー:ミューシレージを50%残す
②レッドハニー :ほぼ残す
③ブラックハニー:糖度の高いチェリーのみで作る
同じ品種でそれぞれ上記3パターンで施したものは、飲み比べれれば、全然違うお味だそうです。
特に③のブラックハニーはナチュラルに近いお味になるのでしょうか~
ここだけでは詳しく語るのは難しいですが、こうしてみるとコスタリカってとても興味深いお国ですね!
本当私たちが飲んでいる1杯のコーヒーは、色々な工程や人々を経て出来上がっているのだと
つくづく思います。
次回は何を書こうか!?またお付き合いください~
豆の木の店主から
Kinonさん、コスタリカはコーヒー豆の生産に適した国で、精製法に努力していることがよく分かりました。
『ハニー製法』イエローハニー・レッドハニー・ブラックハニーの製法につても興味深く、それぞれのコーヒーを味わってみたくなりました。 ありがとうございました。
次回の投稿も楽しみお待ちしています。
kinonさんは、コーヒー大好なのは言うまでもなく、SCAA/CQI 認定 Qグレーダー (SCAA:アメリカスペシャルティコーヒー協会)や、SCAJ コーヒーマイスター (SCAJ:日本スペシャルティコーヒー協会)、エスプレッソイタリアーノテイスター(IIAC:国際カフェテイスティング協会)等など、コーヒー関連の資格を数多くお持ちです。